タロットの愚者を知る

タロットの愚者は何を表す?
愚者は、大アルカナの最初のカードで、番号は0です。新しい始まりや、リスクを取り、未知の場所へ踏み出すことを表します。何かを始めようとしているけれど、どうなるかはまったく分からない。そんな瞬間です。
初めて知らない街に引っ越したとき、新しい仕事を始めたとき、恋に落ちたときを思い出してみてください。わくわくする一方で、不安もあります。先は分からない。でも、それも経験の一部なんです。
愚者が表すのは、そんな気持ちです。新しい経験に心を開き、最初の一歩を踏み出す勇気を持つこと。
カードを引く愚者に描かれたシンボル

スキャン:Saskia Jansen · Wikimedia Commons
伝統的な絵柄では、小さな袋を持った若い旅人が、崖の端に立っています。そばには犬がいて、旅人は目の前ではなく空を見上げています。これから新しい旅に出ようとしているところです。
小さな袋は、それまでの経験や持っているものを表します。では、崖は? 次が分からないまま進むリスクです。犬は、見方によって、旅の仲間とも、注意を促す存在とも解釈されます。
伝統的なタロットで愚者の番号が0なのは、限りない可能性を表すからです。大アルカナ22枚を巡る象徴的な物語、「愚者の旅」の始まりでもあります。実際の人生と同じように、始めるときから全部分かっているわけではありません。進みながら、少しずつ分かっていくんです。
恋愛で愚者を引いたら?
恋愛で愚者を引くと、少しわくわくするかもしれません。新しい経験や自由な気持ち、可能性に心を開くことと結びつくカードです。
しばらく恋人がいなかったけれど、また誰かと出会いたくなったのかもしれません。あるいは、10代に戻ったような気持ちにさせてくれる人に出会って、この恋を進めていいか考えているのかもしれません。
長く付き合っているなら、いつもの繰り返しになってきたと感じているのかもしれません。愚者は、ふたりで新しいことを試すきっかけになります。思いつきで旅行してみる。もっとデートする。何か違うことをやってみる!
そして、このリーディングは3枚引きです。愚者がほかのカードとどう関わるかを見るのも、おもしろいところです。


「今の状況」に愚者、「意識したいこと」に恋人が出たとします。新しい関係が始まるところで、恋人は価値観が合うか考えるきっかけになるかもしれません。新しい人に恋するのは楽しい。でも、本当にふたりは合っているでしょうか?
カードを引く愚者が仕事について伝えること
仕事では、愚者は新しいことを始めるカードとしてよく読まれます。新しい職場、昇進、もしかしたら別のキャリアへの挑戦かもしれません。
私たちは、知っていることに慣れていきます。安定した給料はありがたいし、決まった日々は暮らしを楽にしてくれます。でも、心地よい場所にいることで、機会を逃すこともあります。
同じ会社で10年働いている人を考えてみてください。同僚も仕事もよく知っていて、給料も悪くない。でも、退屈で仕方がない。定年まで働くにはいい場所なのかもしれません。あるいは、新しい仕事を探す時期なのかもしれません。


今度は「意識したいこと」に愚者、「避けたいこと」に皇帝が出たとします。愚者は、新しいことを試すために少しリスクを取ることを考えさせてくれます。一方の皇帝は、仕組みや安定にしがみつきすぎていないか、問いかけるかもしれません。ふたつが合わさって「思い切って踏み出してみよう」という見方になります。
ときには、若かった頃の自分を思い出して、ちょっと無茶でも、まずやってみる。そんな気持ちを思い出させてくれる、すてきなカードです。
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簡単です。ページ上部の「カードを引く」を押して、恋愛か仕事を選び、3枚のカードをめくってみてください。
愚者が出るかもしれないし、まったく違うカードかもしれません。どちらでも、意味をゆっくり読み、自分の生活とどう重なるか考えてみましょう。
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